川越市寺尾地区(ふじみ野市元福岡地区含む)第1回避難訓練が開かれました。参加者は160名程、これからのPDCAサイクル、地区防災計画策定への発展が望まれます。
【お知らせ】川越市寺尾地区が『災害のまち』から『防災のまち』に生まれ変わります
昨年後半から、寺尾小学校や寺尾中学校、自治会等で協議を重ね、川越市初の住民主体型の避難訓練を行うことになりました。
東日本を縦断した巨大な台風21号(2017年)および台風19号(2019年)は、全国各地に甚大な被害をもたらしました。
川越市においても人的被害はなかったものの、浸水被害が集中したのは、いずれの台風でも寺尾地区でした。
現在でも水害リスクが高い状態のままであり、毎年のように台風シーズンを迎えるたびに恐怖を覚えた我々は、
これまでに行政に対して防災インフラの可及的速やかな整備を複数回要望してきました。
◎川越市の床上浸水件数
2019年台風19号→73%が寺尾地区に集中(寺尾地区床上浸水141件/川越市内床上浸水193件)
2017年台風21号→97%が寺尾地区に集中(寺尾地区床上浸水238件/川越市内床上浸水246件)
◎行政に対し行ってきた要望
国土交通大臣へ要望書を提出(2020年9月25日)
埼玉県副知事へ要望書を提出(2018年5月30日)
埼玉県県土整備部へ要望書を提出(2020年8月28日)
川越市市長へ要望書を提出(2020年2月18日)
川越市市長へ要望書を提出(2018年1月18日)
そして私たち住民も、今後高い確率で発生が予想されている地震も含めた防災の主人公は住民であると捉え、
安心安全に住み続けられるまちづくりの一環として、この寺尾地区を『防災のまち』に変えていきます。
まずは、川越市初となる住民主体型避難訓練を開催いたします。
梅雨前のこのタイミングで避難訓練を行うことで、現時点での避難所や備蓄品を見てもらい、参加者の方々には、いざという時に命を守る最善の手段を選択してもらいたいと思います。
インターネットからだけの知識ではなく、現場と現物をみて、さわって、感じることにより、身体で経験してもらうことの重要さに重きを置いた企画になります。
(次世代型電動車椅子「WHILL」の展示・試乗会も行います)
防災に興味のある方であれば、どなた様でも参加可になります。多くの方々の参加をお待ちしております。
■開催日時 2023年5月13日(土)10:00~12:30
https://kawagoe-terao.com/2023/04/15/post-7585/
NPOかわせみ代表、川越市議、衆議院議員の感想等
■第一回寺尾地区災害時の避難訓練のご報告(川越市寺尾地区;NPOかわせみ運営委員、永井)
2023年5月13日(土)降雨が懸念される曇天のなか、川越市立寺尾小学校体育館にて『第一回災害時避難訓練』を開催いたしました。
近年水害が多発している地域での開催ではありましたが、日本全国で頻発する地震の影響もあってか、大変多くの方に関心を持っていただき、大盛況のなかで開催できたことに心より感謝申し上げます。
今回の避難訓練は、寺尾地区在住の実際の被災者たちが中心となって企画立案。寺尾自治会と共に、学校や川越市など関係各所に協力を要請して実施する、過去に類を見ない防災イベントになります。
今でもインターネットなどで川越市寺尾地区のことを調べてみると、水害災害の話題ばかり出てきます。起きてしまったことなのでいたし方ないことではありますが、いつまでもこのようなネガティブなイメージのままの町で暮らし続けてよいのでしょうか?
そこで我々は、『災害のまち』だった寺尾地区を前向きに受け止め、発想を転換し、ポジティブな『防災のまち』に変えるべく、昨年から準備を進めてまいりました。
このような防災に関する知識は、書籍やインターネットなどでも簡単に入手出来ますが、簡単に手に入れた情報は見に付きにくく、簡単に忘れてしまう傾向があります。
そこで『現場と現物を、みて!さわって!感じて!』をテーマに、避難所ブース、備蓄庫、要介護者の移動手段として今注目されている次世代型電動車イスなどに直接触れてもらうことで、頭ではなく身体で防災を感じ取り、記憶してもらう内容にいたしました。
そして、皆さまのおかげで、『災害のまち』だった寺尾地区は『防災のまち』に向けて、一歩前へ進み始めました。
今日の東京新聞に取り上げていただきましたので、皆さまと共有させていただきます。
大変多くの方に参加・協力していただき、大盛況だった今回の避難訓練でしたが、次回は川越市立寺尾中学校体育館をお借りし、2024年の同時期に開催を予定しています。
多くの方のご参加を心からお待ちしております。よろしくお願いいたします。(詳細は寺尾自治会ホームページ、回覧板等で案内予定)
コメントをお書きください